「使命」

記録に残しておこう。

この素晴らしい漆塗りの蒔絵と螺鈿の櫛は私の母親の母、つまり私の祖母の形見。
母親は兄妹の中でも年下。
私はいとこの中で最年少だから母方の祖母の記憶が無い(^_^;)

で、コレは昔々の明治時代の物。
螺鈿をたくさんはめ込んでいるのは見かけるけど、この立体的な蒔絵が描かれているのはあまり見かけないなぁ・・

THE 琳派 って感じ〰!

e0382369_01311432.jpg



私は着物をよく着ていたから母親が私に譲り託したのか?
「あんたが持っとき~」 って、かれこれ30年ほど昔に渡された。
持ってる着物も琳派的な絵付けのが多いからこの櫛と笄は ドンピシャ!で好き ♪

e0382369_01320482.jpg



この美しい櫛と笄は大好きだった。
大切にして何回も使わせてもらった。

e0382369_01322193.jpg



笄は左右に引っ張ると抜けるんやけど、私の手元に来た時には既に抜けなくなっていた。
京都やあちこちのかんざし屋さんで見てもらったけど無理に抜かずにこのままにしている方が良いと言われたから
不都合もないのでこの状態で使っていた。
ゴムは髪にピンで止めて落下防止。
櫛も挿してから必ず薄いネットをかぶせてもらって落下防止して使っていた。

e0382369_01324916.jpg



ずっと見ていても飽きなかったなぁ~

e0382369_01331041.jpg





何年か前からこの櫛と笄を次の世代の誰に託そうか時々考えていた。

e0382369_01333046.jpg



私の亡き母の姉のおばちゃんにとっても実の母親に当たる人の物だからから聞いてみた事もある。
おばちゃんもこの櫛と笄の存在は知らなかったらしい。

「コレ、先でどうしようか?」

って・・

「今どき使う人もいないから処分したらいいよ~」

って、言われたけどねぇ・・
売ったら結構なお値段になるとは思うけど、そんな事はしたくなかった。

e0382369_01334865.jpg



譲り渡してすぐに売り飛ばすような性格の人には渡したくないし・・
使わなくても良いからタンスに入れっぱなしで良いから大切に保管して次の世代に繋げてくれそうな
人選をしないといけなかったけどなかなか決められなかった・・

ある時思ってもみなかったタイミングで譲り渡す人が決めれた。
譲り渡す事になったあれやこれやの背景からしてきっと使わなくても大切に保管してくれると思う。

e0382369_01340715.jpg

譲り渡したのは本来の持ち主からみてひ孫。

そしてその次の世代も決まった! 玄孫!

この曾孫と玄孫は親子では無いけれど、母方の血筋だし。
玄孫も譲り渡すにあたっての背景に有ったストーリーをいつか聞かされたらぞんざいには扱わないはず。

30年ほど私は持っていたけれど、何かと良い事が有ったような気がする。
コレがご先祖様のご加護って言うやつかね!?
大好きだった櫛と笄が手元から離れて行ってしまって少し寂しいけれど、役目を果たした感じでホッとしている。
私の母も本来の持ち主であった祖母も櫛と笄を託した相手に不満は無いと思う。


2018.3.12 記






[PR]

by saucekko2 | 2018-03-12 23:50 | あれこれ | Comments(2)

Commented by みちくん at 2018-03-13 11:28 x
おばあちゃんの櫛と笄、孫からひ孫、やしゃごさんへと受け継がれていくんですね〜❣️良かった😊
うちの祖母も明治の生まれです〜(M36とM40)
でも、なんも形見分けとかはないな😆
親からも、きっとないな💦
Commented by saucekko2 at 2018-03-13 16:16
みちくん(^^)
おばちゃんやいとこ達に聞いても形見分け的な物は持っていないらしいの~
祖母の形見はコレだけみたいなので大切に受け継いで欲しいんだ~